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《短答レビュー&虎の巻-05》
〈公報掲載事項について〉----------------
 *今回は過去問レビューはありません。
  短答対応知識補充の虎の巻です。
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 特66条3項ただし書によれば、要約書は、出願公開公報が既に発行されている場合には、特許掲載公報には掲載されない。
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【虎の巻】-----------------------
“要約書の公開は1回でいい”
 要約書は技術情報としての役割を担うものであって権利範囲には関係がないものであり、少し思いきって言ってしまうと、1回公開されるためだけにあるものです。
 したがって、要約書は、出願公開によって既に公開されている場合には、更に公開する必要がないので特許掲載公報には掲載されません。
 と云うことで、“要約書の公開は1回でいい”です。
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ちなみに…、
“この回とるのは1点でいい”
 『タッチ』(あだち充作)に出てくるセリフです。
 夏の甲子園地区大会決勝戦の終盤に柏葉監督が言う一言。
 最低限必要なことを、ただし絶対確実にやらなければならない、と云う時に思い出す名言です。
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《判例》 特104条の3第2項による対抗主張の却下
 今回は短答対策を特に意識した判例紹介です。

最高裁H20.4.24

【判旨の要点】----------------------
 特104条の3第1項の規定が,特許権侵害訴訟において,当該特許が特許無効審判により無効にされるべきものと認められることを特許権の行使を妨げる事由と定め,当該特許の無効をいう主張(以下「無効主張」という)をするのに特許無効審判手続による無効審決の確定を待つことを要しないものとしているのは,特許権の侵害に係る紛争をできる限り特許権侵害訴訟の手続内で解決すること,しかも迅速に解決することを図ったものと解される。
 そして,同条2項の規定が,同条1項の規定による攻撃防御方法が審理を不当に遅延させることを目的として提出されたものと認められるときは,裁判所はこれを却下することができるとしているのは,無効主張について審理,判断することによって訴訟遅延が生ずることを防ぐためであると解される。このような同条2項の規定の趣旨に照らすと,無効主張のみならず,無効主張を否定し,又は覆す主張(以下「対抗主張」という)も却下の対象となり,特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正を理由とする無効主張に対する対抗主張も,審理を不当に遅延させることを目的として提出されたものと認められれば,却下されることになるというべきである。
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【ポイント】-----------------------
 特104条の3第2項によって、判決にいうところの「無効主張」だけでなく「対抗主張」も却下の対象になるとしています。
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青本、おまえもか!
 本ブログの右サイドバーの“★必須&おすすめの書籍★”でも紹介している『工業所有権法(産業財産権法)逐条解説』(いわゆる青本)の最新版〔第18版〕のデータが特許庁ホームページから提供されています。
 => 工業所有権法(産業財産権法)逐条解説〔第18版〕
 必要なところだけ好きな大きさでプリントできるし、検索ができるし、これは便利です。

 青本まで、ついにきましたね。
 いや、良いことだと思いますよ。
《判例》 訂正の一部認容の可否
 ひさびさ、です。
 今回は短答対策を特に意識した判例紹介です。

最高裁H20.7.10

【判旨の要点】----------------------
1) 特許異議申立事件の係属中に複数の請求項に係る訂正請求がされた場合,特許異議の申立てがされている請求項についての特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正については,訂正の対象となっている請求項ごとに個別にその許否を判断すべきであり,一部の請求項に係る訂正事項が訂正の要件に適合しないことのみを理由として,他の請求項に係る訂正事項を含む訂正の全部を認めないとすることは許されないというべきである。
2) なお、最高裁昭和55年5月1日第一小法廷判決は,いわゆる一部訂正を原則として否定したものであるが,複数の請求項を観念することができない実用新案登録請求の範囲中に複数の訂正事項が含まれていた訂正審判の請求に関する判断であり,その趣旨は,特許請求の範囲の特定の請求項につき複数の訂正事項を含む訂正請求がされている場合には妥当するものと解されるが,本件のように,複数の請求項のそれぞれにつき訂正事項が存在する訂正請求において,請求項ごとに訂正の許否を個別に判断すべきかどうかという場面にまでその趣旨が及ぶものではない。
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【ポイント】-----------------------
 上記の判旨の要点について、「特許異議申立事件」を「特許無効審判請求事件」と読み替えても判決の射程の範囲であると考えられます。
 「訂正の一部認容の可否の問題」について、「複数の請求項に係る訂正請求がされた場合」には「訂正の対象となっている請求項ごとに個別にその許否を判断すべき」としています。
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タマよ
ちょっと話したいことがあるんだけどな。
聞いてくれないかな、タマ(仮名)。
なぁ、タマ…。


ねこ


“厭らしさに溢れた借り物の慰めより
素っ気ない素振りが君の真実(こたえ)ならいいのに”
~「かけら」/作詞:光村龍哉 ~
プロフィール

佐藤 和彦

Author:佐藤 和彦
特許事務所に勤務する弁理士
(特定侵害訴訟代理業務付記)です。
もう一つの顔として受験予備校で
講師をしています。↓

もう一つの顔
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