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《短答レビュー&虎の巻-05》
〈公報掲載事項について〉----------------
 *今回は過去問レビューはありません。
  短答対応知識補充の虎の巻です。
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 特66条3項ただし書によれば、要約書は、出願公開公報が既に発行されている場合には、特許掲載公報には掲載されない。
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【虎の巻】-----------------------
“要約書の公開は1回でいい”
 要約書は技術情報としての役割を担うものであって権利範囲には関係がないものであり、少し思いきって言ってしまうと、1回公開されるためだけにあるものです。
 したがって、要約書は、出願公開によって既に公開されている場合には、更に公開する必要がないので特許掲載公報には掲載されません。
 と云うことで、“要約書の公開は1回でいい”です。
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ちなみに…、
“この回とるのは1点でいい”
 『タッチ』(あだち充作)に出てくるセリフです。
 夏の甲子園地区大会決勝戦の終盤に柏葉監督が言う一言。
 最低限必要なことを、ただし絶対確実にやらなければならない、と云う時に思い出す名言です。
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《短答レビュー&虎の巻-04》
【平成12年度 第34問 枝3】--------------
(注:問題文柱書は省略)
 実用新案登録を無効にすべき旨の審決が確定しても、再審により当該実用新案権が回復したときは実用新案技術評価を請求することができる。
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〔解答〕○ 実12条1項
 無効確定(そして完全遡及消滅;準特125条本文)の場合は実用新案技術評価の請求は原則としてすることができない(実12条2項ただし書)。
 しかし、再審(実42条)によって実用新案権が回復した場合は請求することができる。
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【虎の巻】-----------------------
“権利は回復する(ことがある)”
 無効審決が確定したとしても、権利が回復する場合があります。
 上記の過去問は権利回復が条件として与えられている問題ですが、権利が回復した場合を考慮すると事情が変わると云うことに絡めた引っかけ問題もあるので注意が必要です。
 と云うことで、“権利は回復する(ことがある)”です。
 なお、昨年12月25日に紹介したものと合わせて、“審理は再開する。権利は回復する。”とまとめて覚えておくと良いでしょう。
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《短答レビュー&虎の巻-03》
【平成18年度 第41問 枝3】--------------
(注:問題文柱書は省略)
 訂正審判において、特許法第156条第1項に規定する審理の終結の通知があった後であっても、当該訂正審判の請求書に添付した訂正した明細書、特許請求の範囲又は図面について補正をすることができる場合がある。
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〔解答〕○ 特17条の4第2項かっこ書
 訂正明細書等の補正可能時期は審理終結通知までであるところ(特17条の4第2項)、審理が再開された場合はあらためて審理終結通知がされるまで補正可能である。
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【虎の巻】-----------------------
“審理は再開する(ことがある)”
 審判において審理終結通知(特156条1項)がされたとしても、審理が再開される場合があります(同条2項)。
 短答試験では、この2項の例外に絡めた引っかけ問題が時々出題されるので注意が必要です。
 と云うことで、“審理は再開する(ことがある)”です。
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《短答レビュー&虎の巻-02》
【平成21年度 第3問 枝2】--------------
(注:問題文柱書は省略)
 引用例aに基づく新規性欠如を理由として拒絶をすべき旨の査定がされ、これに対して拒絶査定不服審判が請求された場合において、査定を取り消し、さらに審査に付すべき旨の審決がされたときは、審査官は、引用例aに基づく進歩性欠如を理由として、拒絶をすべき旨の査定を行うことができる。
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〔解答〕○ 特160条1項・2項
 同一の引用例であっても拒絶理由が異なる場合にはあらためて拒絶査定をすることができる。
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【虎の巻】-----------------------
“拒絶査定は二度くる(ことがある)”
 拒絶査定不服審判においてはいわゆる差戻し審決をすることができ(特160条1項)、そして、差し戻された審査においてあらためて拒絶査定がなされることもあります。
 例えば、特44条1項3号などにおいて『拒絶をすべき旨の最初の査定』とされているのはこのためです。
 このように、手続の要件として“最初の”拒絶査定に纏わる場合に限定されているものがいくつかありますから注意が必要です。
 と云うことで、“拒絶査定は二度くる(ことがある)”です。
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ちなみに…、
“007は二度死ぬ”
 007シリーズ映画としては第5作に当たるもので、日本が舞台になっていて、ジェームズ・ボンド役はショーン・コネリー氏です。
 なお、知ったかぶっていますが、私が産まれる前の公開作品で映像の記憶はほとんどなくストーリーも分かりません。ただ、タイトルは印象に残っていて、短答問題を解いていて“拒絶査定は二度くる”を使う時には必ず思い出します。
《短答レビュー&虎の巻-01》
【平成21年度 第19問 枝5】--------------
(注:問題文柱書は省略)
 甲は、自ら物pの発明イ及びpを製造する方法の発明ロをし、発明イについての特許を受ける権利のみを乙に譲渡した。乙は、甲を発明者とし、特許請求の範囲には発明イのみを記載し、明細書には発明イとともに発明ロを記載して特許出願Aをした。甲は、Aの出願日後、出願公開前に、自らを発明者として、特許請求の範囲に発明ロを記載して特許出願Bをした。この場合、Aについて出願公開がされても、Bは、Aをいわゆる拡大された範囲の先願として特許法第29条の2の規定により拒絶されることはない。
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〔解答〕○ 特29条の2かっこ書
 出願AとBとに記載された発明ロの発明者はどちらも甲で同一であるから特29条の2は適用されない。
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【虎の巻】-----------------------
“かっこ書・ただし書を制するものは短答を制す”
 条文マスターのためには<要件,効果>の理解が基本です。
 そして、特に短答対策としては<要件,効果>の<原則>に加えて<例外>を漏れなくチェックできる能力を高めておくことが重要です。
 条文における<例外>は《かっこ書・ただし書》に書かれています。
 と云うことで、“かっこ書・ただし書を制するものは短答を制す”です。
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ちなみに…、
“左を制するものは世界を制す”
 ボクシングに纏わって言われる秘訣です。
 右利きのボクサーにとってキメのパンチは右ストレートであるところ、それは基本としながらも“世界を制する”ためには左(ジャブ)の応酬を制することが必要であると説いていると云うことだと私は理解しています。
 <原則>を基本として<例外>を制することが必要であると考えると共通するところがある、と思いました。
プロフィール

佐藤 和彦

Author:佐藤 和彦
特許事務所に勤務する弁理士
(特定侵害訴訟代理業務付記)です。
もう一つの顔として受験予備校で
講師をしています。↓

もう一つの顔
詳しくはこちら => 弁理士

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